
「あんなんじゃ、ダメだ。死んじゃったらどうするんだ!」。
怒声とドアを拳で叩く音は、インタビュー室まで鳴り響いた。
HERO’Sは、レフェリーの迅速な判断によって選手の安全を重視する点で、他団体と差別化している。桜庭の意識がもうろうとした段階で、レフェリーストップになってもおかしくなかった。前田氏は恒例となっている大会総括を拒否して無言のまま車に乗り込んだ。怒りの大きさがうかがえた。
http://www.sponichi.co.jp/battle/news/2006/08/06/02.html