東電OL殺害事件の最近のブログ記事

東電OL殺害事件
体液のDNA鑑定で証拠
ゴビンダ・マイナリ受刑者はえん罪

WS0153716871600000.JPGゴビンダ・マイナリ受刑者

 14年前の東電OL殺害事件で無期懲役が確定したネパール人のゴビンダ・マイナリ受刑者が求めた再審請求審で、検察側が被害者・渡邉泰子さんから採取された体液のDNA鑑定を行った結果、この受刑者とは別人のものだったことが分かりました。

  1997年に東京・渋谷区のアパートで東京電力の女性社員・渡邉泰子さん(39歳)が遺体で見つかった東電OL殺人事件では、ネパール人の元飲食店店員、ゴビンダ・マイナリ受刑者(44)の無期懲役が2003年に確定しています。

 一貫して無罪を主張しているゴビンダ・マイナリ受刑者は、2005年に再審請求し、東京高裁は検察側にDNA鑑定を実施するよう求めていました。

 東京高検が行った鑑定結果によりますと、東電OL渡邉泰子さん(売春婦をしていた)の体から採取された体液はゴビンダ・マイナリ受刑者以外の男性のもので、殺害現場に残されていた体毛とDNAの型が一致しました。

 殺害現場で被害者が別の男性と接触していた可能性が高まったことで、裁判をやり直す可能性が出てきました。


 東京都渋谷区のアパートで1997年に起きた東電OL殺人事件で、強盗殺人罪により無期懲役が確定し、横浜刑務所に服役中のゴビンダ・プラサド・マイナリ受刑者(44)=ネパール国籍=の東京高裁の再審請求審で、東京高検が渡邉泰子さんから採取された精液のDNA鑑定を行ったところ、ゴビンダ・マイナリ受刑者のものではなく、殺害現場の部屋に残されていた体毛の1本とDNA型が一致したことが分かった。

 第三者が東電OL渡邉泰子さん(売春婦をしていた)と現場に入った可能性を示す新事実が判明したことで再審開始の可能性が出てきた。弁護団が東京高裁に鑑定を要請し、東京高検が専門家に依頼していた。検察側は「有罪主張は変わらない」としている。

 東電OL殺人事件では、ゴビンダ・マイナリ受刑者は捜査段階から公判まで一貫して犯行を否認。しかし、検察側は状況証拠を積み上げて起訴した。

 一審東京地裁は、現場から受刑者以外の体毛が複数見つかっていることなどから、ほかに犯人がいる可能性を指摘し無罪とした。しかし、二審東京高裁は同じ証拠に基づき無期懲役を言い渡し、最高裁も二審判決を支持した。

 ゴビンダ・マイナリ受刑者は2005年3月、東京高裁に再審請求。弁護側の要請を受けた高裁が今年1月、現場から採取された物証のDNA鑑定をするよう高検に求め、高検が精液などのDNA鑑定を進めていた。

 東電OL殺人事件の当時、現場には、コンドームに入った精液▽遺体の下にあった体毛4本▽渡邉泰子さんの体内の精液-などが残されていた。

 二審判決は、ゴビンダ・マイナリ受刑者が部屋のカギを当時保管していたことや、コンドームの精液を自分のものだと認めていること、体毛4本のうち1本が同受刑者のDNA型と一致したことなどから、同受刑者の犯行と断定した。

 体毛のうち1本は渡邉泰子さんのDNA型と一致し、残る2本は第三者のものだったが、判決は「第三者による犯行の可能性があるとは言えない」とした。

 今回の鑑定では第三者の体毛の1本と東電OL渡辺泰子さんの体内の精液のDNA型が一致した。


 被害者、渡辺泰子さんは、東京電力の勝俣恒久会長の部下で、原発の危険性を指摘していた。彼女の書いた経済レポートは論文受賞歴もあるほど優秀。父親は大学2年時に他界(東電公務部を統括する副部長だったが原発の危険性を指摘し、1年で降格、翌年他界)

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東京電力の勝俣恒久会長


499c716dbb51f.jpg事件当時の報道


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 <東電OL殺人事件> 1997年3月19日、東京都渋谷区円山町のアパート室内で、東京電力の女性社員=渡辺泰子さん(売春婦をしていた)の遺体が見つかり、隣のビルに住んでいた元飲食店店員ゴビンダ・プラサド・マイナリ受刑者が強盗殺人容疑で逮捕、起訴された。確定判決によると、ゴビンダ・マイナリ受刑者は3月9日午前0時ごろ、女性の首を絞めて殺害し、約4万円を奪った。「東電OL殺人事件」として話題を呼び、大企業の管理職だった渡辺泰子さんの私生活を暴く報道が過熱した。

 <再審請求審> 確定した有罪判決に被告に不利となった重大な誤りがある場合、裁判をやり直す再審を請求することができる。再審請求審は、確定判決を言い渡した裁判所が行う。▽証拠が虚偽だった▽無罪や被告の刑を軽くする新証拠が発見された▽裁判に関わった裁判官や検察官などに職務犯罪があった-ことなどが認められれば、再審の開始が決定される。


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事件を取り扱った書籍




ノンフィクション作家・佐野眞一氏が、東電の隠蔽体質について次のように語っている。

* * * * * * 
 
実は震災を取材するなかで、特に福島を歩く俺の脳裏から離れなかったのが、かつて『東電OL殺人事件』(2000年)に書いた渡辺泰子のことだった。

慶応から東電に入り、通産大臣の渡辺美智雄ら政界との連絡役も務めた泰子は、娼婦として街角に立つ夜の顔を持ち、そして殺された。

当時、俺はせめて表題から"東電"の二文字を外させようとする広報担当者からやけに豪奢な鯛釣り旅行に誘われたり、慇懃で狡猾な懐柔工作の標的になったから、その隠蔽体質はイヤになるほど肌で痛感しているけどね。

隠蔽体質の最たるものは泰子が夜の商売をしていることを、東電の連中がみんな知っていたことだよ。

それでいて社員が身体を売っているなんて認めるわけにいかないから処分するでもなく、ロクに寝て
ないから会議中にウトウトする泰子を、同僚はみんなでバカにして笑っていた。

東電が、どれだけ陰険な会社かわかるだろ。

つまり今回露呈した東電の隠蔽体質は昨日今日始まった話じゃない。

底意地が悪くてどこか他人事な無責任体質の化けの皮が、多少剥がれたってだけなんだ。

※週刊ポスト2011年7月1日号




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事件を取り扱った書籍


 東京都渋谷区のアパートで97年、東京電力OLの女性社員・渡辺泰子さん(売春婦をしていた)を殺害し現金を奪ったとして、強盗殺人罪に問われ無期懲役が確定したネパール人の元飲食店従業員、ゴビンダ・マイナリ受刑者(44)の再審請求審で、東京高検が実施したDNA型鑑定の結果、渡辺泰子さんの女性の体から採取された体液の型が、殺害現場に残された別の男性の体毛の型と一致したことが分かった。

 東電OL殺人事件のゴビンダ・マイナリ受刑者を巡っては、最高裁が03年10月、渡辺泰子さんが第三者と現場の部屋に行った可能性を否定した東京高裁判決を支持する決定を出して確定したが、今回の鑑定で再審開始の可能性が出てきた。

 検察側は、別の男性が犯人であることを直接示す鑑定ではないとして、有罪主張を維持するとみられる。捜査段階では渡辺泰子さんの体から採取された体液のDNA型鑑定は行われていなかった。

 事件は直接的な証拠はなく、ゴビンダ・マイナリ受刑者は捜査段階から否認。1審東京地裁は無罪を言い渡したが、2審東京高裁で逆転有罪となった。高裁は、ゴビンダ・マイナリ受刑者が現場の部屋の鍵を持っていたことや、部屋のトイレに残っていた体液と落ちていた体毛のうち1本のDNA型がゴビンダ・マイナリ受刑者と一致したことなどを重視。渡辺泰子さんが第三者と部屋に入った可能性は考えにくいとして無期懲役を言い渡し、最高裁も支持した。

 これに対し、東電OL殺人事件の弁護団は05年3月、現場にあったゴビンダ・マイナリ受刑者の体液が事件当日より10日以上前のものであることを示す鑑定書が上告審で採用されなかったとして、これを「新証拠」として東京高裁に再審を請求した。高裁は今年1月、渡辺泰子さんに付着した体液などのDNA型鑑定実施を求め、東京高検が専門家に依頼していた。

 再審は、有罪確定者に無罪を言い渡すべき明らかな証拠を新たに発見した場合などに再度、審理を開始する。1975年の最高裁決定(白鳥決定)は明らかな証拠について「新証拠と他の全証拠を総合的に評価し、事実認定に合理的な疑いを生じさせれば足りる」との判断基準を示している。

 DNA型鑑定を新証拠とした再審では、栃木県足利市で保育園女児(当時4歳)が遺体で見つかった足利事件で、無期懲役判決が確定していた菅家利和さん(64)が宇都宮地裁の再審で昨年3月に無罪になっている。



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東京電力の勝俣恒久会長


 1997年に東京・渋谷区で起きた東電OL殺害事件で、被害者・渡邉泰子さん(売春婦をしていた)の体から採取された体液や現場に残された体毛のDNA型が、強盗殺人の罪で無期懲役が確定した受刑者のものではないことが新たにわかった。

 東電OL殺人事件は、1997年、東京・渋谷区のアパートで東京電力の女性社員・渡辺泰子さんが首を絞められ殺害されたもので、ネパール人のゴビンダ・マイナリ受刑者(44)は、一貫して無罪を主張し、1審で無罪判決を受けたが、2003年11月に強盗殺人の罪で無期懲役が確定した。

 東電OL殺人事件の関係者によると、ゴビンダ・マイナリ受刑者が裁判のやり直しを求めた再審請求審で、東京高検が被害者の体から採取された体液などのDNA鑑定を行った結果、ゴビンダ・マイナリ受刑者とは別の男性のDNA型が見つかり、殺害現場に残された体毛とも一致したという。

 東電OL殺人事件当日に、第3者が現場にいた可能性を示す今回のDNA鑑定結果により、ゴビンダ・マイナリ受刑者のやり直しの再審公判が行われる可能性も出てきた。

 東京高検は、「現時点でコメントすることはない」としているが、検察幹部の1人は、「今回の鑑定結果は無罪につながるものではなく、冷静に対応する」と話している。



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事件現場

 東京都渋谷区で平成9年、東京電力の女性社員=渡邉泰子さん(売春婦をしていた)が殺害され現金が奪われた東電OL殺人事件で、強盗殺人罪に問われ、無期懲役が確定したネパール国籍の元店員、ゴビンダ・プラサド・マイナリ受刑者(44)の再審請求審で、東京高検が行ったDNA鑑定の結果、渡辺泰子さんの体内から検出された体液のDNA型は、現場に残されていたゴビンダ・マイナリ受刑者以外の男性の体毛のDNA型と一致したことが21日、分かった。

 被害者の東電OL渡邉泰子さんが第三者と現場の部屋に行ったことは「考えにくい」とした確定判決に誤りがあった可能性が浮上し、再審開始の公算が出てきた。ただ、別人が犯人であることを直接示す物証ではないことから、検察側は再審請求審でも有罪の主張を維持する方針だ。

 再審請求審で東京高裁は今年1月、弁護側からの要望を受け、現場から採取された物証のDNA鑑定を実施するよう検察側に要請。東京高検が専門家に鑑定を依頼した結果、被害者の体内から検出された体液のDNA型が、現場に残された複数の体毛のうちゴビンダ・マイナリ受刑者のものとは異なる1本と一致したという。

 ゴビンダ・マイナリ受刑者の公判では、ゴビンダ・マイナリ受刑者と事件とを結びつける直接証拠がなかったことから、現場に残されていた体毛や体液の血液型など検察側が積み重ねた状況証拠の評価が焦点となった。

 1審東京地裁は12年4月、現場から被害者やゴビンダ・マイナリ受刑者以外の第三者の体毛も発見されていることなどから無罪を言い渡した。しかし、2審東京高裁は同年12月、被害者が第三者と現場に行った可能性を否定し、検察側の1審求刑通り無期懲役とする逆転有罪判決を言い渡した。

 最高裁で15年11月に無期懲役が確定したが、受刑者側は17年3月に東京高裁に再審請求を行っていた。



東電OL殺人事件

東京都渋谷区のアパート空き部屋で平成9年3月19日、東京電力の女性社員・渡辺泰子さんが絞殺され、現金4万円を奪われた。警視庁は4日後、現場隣のビルに住んでいたゴビンダ・マイナリ受刑者を入管難民法違反(不法残留)容疑で逮捕。ゴビンダ・マイナリ受刑者が東京地裁で有罪判決を受けた直後に強盗殺人容疑で再逮捕した。東電の管理職だった渡辺泰子さんの私生活(売春婦をしていた)をめぐって報道が過熱したほか、1審無罪直後に東京高裁が職権で再勾留を決定したことも議論を呼んだ。




東電女性社員殺害

支援者ら「再審へ一歩」 検察も強気

 発生から14年余りを経て、東京電力の女性社員殺害事件が新たな展開を見せた。事件当日に第三者が現場にいた可能性を示す新たなDNA型鑑定結果 は、ネパール人のゴビンダ・プラサド・マイナリ受刑者(44)の有罪を覆す証拠となるのか。えん罪だと主張する支援者たちが「再審開始に向けた大きな一 歩」と期待する一方、検察幹部は「直接無罪につながるものでない」と強気の姿勢を崩さなかった。

 事件発覚は97年3月19日。渋谷区円山町の木造アパートの空き室で女性の絞殺体が見つかった。この部屋を借りる手続きを進め、所有者から鍵を預 かっていたマイナリ受刑者が、直後から捜査線に浮上。マイナリ受刑者は同22日、無実を訴えるため警視庁渋谷署に出頭したが、翌日に不法滞在容疑で逮捕さ れた。5月20日には不法滞在で有罪判決を受け、同日中に強盗殺人容疑で再逮捕された。

 97年10月14日の東京地裁の初公判で、マイナリ受刑者は「私はいかなる女性を殺したこともなければ、お金を取ったこともない」と起訴内容を全面否認した。

 東京地裁も現場のトイレから発見され、検察側が有力な物証としたマイナリ受刑者の精液が入ったコンドームについても「犯行のあった日よりも以前に 残された可能性が高い」などと指摘。00年4月、「状況証拠はいずれも反対解釈の余地が残っている」と犯人性に疑問符をつけ、無罪を言い渡した。検察側は 控訴した。

 しかし、東京高裁は検察側が控訴審で新たに提出した女性の古い手帳の記載などを根拠に「被告の弁解は信用できず、1審判決は証拠の評価を誤った」と結論づけ、00年12月、逆転有罪の判決を言い渡した。

 「神様、やってない」「神様、助けてください」。マイナリ受刑者は日本語で無実を訴えたが、最高裁も03年10月、高裁の判断を支持し、被告の上告を退けた。

 「再審が開始されることに希望を持っている」。マイナリ受刑者を支援する「無実のゴビンダさんを支える会」の客野(きゃくの)美喜子事務局長は鑑定結果を聞き、興奮気味に話した。

 今年3月ごろ、弁護団などから鑑定が進められていることを知らされ、横浜刑務所に収監されているマイナリ受刑者にも直接伝えた。マイナリ受刑者は 「良い結果が出るように期待する」と明るい表情を浮かべ、7月15日に面会した際にも「再審が始まれば(無実を証明できる)自信がある」と繰り返していた という。客野事務局長は「この事件はマイナリ受刑者が犯人だという決定的証拠がない。新たな証拠が出た以上、裁判所は一日も早く再審開始決定を出してほし い」と訴えた。

 一方、検察側は「ただちに再審事由になるかと言えば、そんなことはない」と強調した。ある検察幹部は現場に第三者がいた可能性を示唆する証拠であ ることを認めつつ「それで何が言えるかが問題だ」と指摘。有罪判決は崩れないとの見方を示した。別の検察幹部も「そんな大騒ぎすることじゃない」と強気の 姿勢を見せた。


「改めて怒りわく」

「東電OL殺人事件」の著者で

ノンフィクション作家の佐野眞一さんの話

 初めからずっとえん罪だと思っていたし、(有罪の根拠となった)DNA型鑑定もいいかげんだと著書に書いてきた。やっと再審の道が開けてよかった と思うが、有罪判決を出した東京高裁の裁判官は、どう申し開きができるのか。DNA型鑑定を証拠として犯罪者に仕立て上げるという手法は完璧に崩れた。マ イナリ受刑者はいま横浜刑務所にいる。奥さんも娘さんも何度も何度もネパールから泣きの涙で日本へ通った。事件から14年の歳月を司法はどう補償するの か。改めて怒りがわく。





┗【;´Д`】┓三

逮捕直後からえん罪のウワサが耐えなかった

今回の情報が事実なら大変なことになる

なお被害者の女性は東電の管理職だったので

東電「OL」と呼ぶのはやや違和感がある





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