
皇太子さま
ドイツからご帰国
愛子さまも笑顔でお出迎え
日独交流150周年の関連式典などに出席するため、同国を公式訪問していた皇太子さまは、25日午後、政府専用機で羽田空港に帰国された。
お住まいの東宮御所(東京都港区)の玄関では、皇太子妃雅子さまと長女の敬宮(としのみや)愛子さまが、皇太子さまを出迎えられた。ピンクのワンピース姿の愛子さまは、皇太子さまの車が到着すると、雅子さまとともに深々と一礼し、笑顔を見せられた。
皇太子ご一家がそろって取材に応じられるのは、昨年11月の御料牧場でのご静養以来。
皇太子さまは帰国後、文書で感想をご発表。「私自身も、今回の訪問を通じてできた人と人との絆を大切にし、日独交流150周年名誉総裁として、引き続き両国間の友好親善強化の一助となりたいとの思いを改めて持ちました」と述べられた。
皇太子さま、ドイツで晩さん会
「被災地は少しずつ復興」
ドイツ公式訪問中の皇太子さまは22日夜(日本時間23日未明)、ベルリンの大統領官邸で、ウルフ大統領夫妻主催の晩さん会に出席された。
皇太子さまはあいさつで東日本大震災に触れ「被災地は少しずつ復旧、復興に向かいつつありますが、ドイツの皆さ
まにおかれては、引き続き、復興への道のりを温かくお見守りいただければ幸いです」と表明。
続いてドイツ語で、午前に官邸の庭に植樹した桜について「美し
い花を咲かせ、これからの日独両国の友好の象徴となることを祈念し、私のあいさつと代えます」と述べた。
訪独中の皇太子さまがご視察
ベルリンで人気の日本庭園 「日独交流150周年」名誉総裁としてドイツを訪問中の皇太子さまが23日、マルツァーン公園内の日本庭園「融水苑」をご視察 された。
旧東ベルリン地区にあり、週末には多くの市民でにぎわう人気スポット。開設を監修したのは、横浜市鶴見区の曹洞宗建功寺住職で庭園デザイナーの枡野
俊明(しゅんみょう)さん(58)だ。
同寺の長男として生まれた枡野さんは、小学生の時に京都の禅寺を訪ねた際、庭園の美しさに魅せられた。禅の境地を庭園で表現しようと造園設計を独
学。国内外で活動を続け、海外で手掛けた日本庭園はカナダ、ドイツ、ノルウェーなど8カ国で十数カ所に及び、現在もシンガポール、ニューヨーク、中国など
で造園計画を進めている。
枡野さんがドイツ政府から日本庭園創設の依頼を受けたのは01年。「融合が進まない東西ベルリン市民の交流を図る庭園を造ってほしい」という要請
だった。快諾した枡野さんは日本とドイツを往復して設計、工事を指導。約1年半かけて約2700平方メートルの芝生地を枯れ山水や茶室のある日本庭園に作
り上げた。庭園は東西融合の願いを込めて「融水苑」と名付けられた。茶屋「如水亭」を中心にモミジ、サクラ、ナナカマドなどを植え、小さな滝も造った。
23日も公園には多くの市民が訪れており、視察に訪れた皇太子さまが、出入り口付近でドイツ人女性コーラスグループに囲まれる場面も。「日本のプリンス」の前で女性たちは笑顔で歌声を披露。皇太子さまは「いい歌声ですね」「コンサートはいつですか」などと声をかけられた。
皇太子さまの視察について、「とても光栄なこと」と喜ぶ枡野さん。海外での日本庭園造園について「石を探すことから大変。ドイツ政府に石探しを依頼した時は、地質学研究所の学者が『どんな鉱物が良いのか』と聞いてきた」と当時を思い出して笑った。
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震災被害の東北ご訪問など
皇室の皆さまは大変なご活躍!